地学基礎 分析コメント


身近な題材から考えさせる問題や会話形式の問題が出題された。

第2問では、随筆を題材として身近な自然現象と地学の知識を考察させる目新しい問題が出題された。第3問では、会話形式の問題が昨年に引き続き出題された。

難易度 昨年並み
計算問題が昨年の3問から今年は1問に減少したが、思考力の必要な問題が増加したため、難易度は昨年並みであった。
出題分量
大問数は4題から3題になり、1題減少したが、マーク数は15で昨年と同じであった。4択の問題を中心に出題されており、昨年から6択の問題が1問増加して2問になったが、大きな変化はなかった。全体のページ数は、昨年の15ページから12ページになり、減少した。
出題傾向分析
地学基礎の各分野からバランスよく出題された。第1問は地球分野の問題であった。第2問は大気・海洋分野を中心として、地球分野や宇宙分野を融合させた問題であった。第3問は宇宙分野の問題であった。第1問の問題数と配点が増加し、第2問の問題数と配点が減少した。図表を読み取る問題に関しては、第2問と第3問には出題されなかったが、第1問に多く出題され、全体の問題数や難易度は昨年とほぼ同じであった。計算問題は昨年の3問から減少して1問となった。
2018年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 地球 27 8 A 地球の構造と地震
B 地質
C 火成岩と鉱物
D 変成作用
2 大気と海洋 13 4 水の状態変化と対流
3 宇宙 10 3 太陽系の形成
合計 50 15  
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 地球とその構成物質 17 5 A 地球の構造と歴史
B 火成岩
2 地球環境と大気・海洋 16 5 A 温暖化
B 日本周辺の大気・海洋・自然環境現象
3 宇宙 7 2 太陽と太陽系の惑星
4 融合問題 10 3 宇宙からの光と地球・生命の歴史
合計 50 15  
2018年度設問別分析コメント
第1問 地球分野からの出題であった。問1は図を選ぶ問題であり、境界面までの深さの基礎知識を図で表現する応用問題であった。問3は図の読み取りと計算を組み合わせた複雑な問題であった。問4は比較的簡単な地質断面図の読み取りであった。問5は3地点の地質図を関連させる複雑な問題であったが、落ち着いて考えれば解ける問題であった。問7は図の読み取りの問題であったが難しくはなかった。図表の読解力が必要な問題が多いので、図表を読み取る問題の練習を数多くこなしておこう。
第2問 寺田寅彦の随筆「茶碗の湯」を題材として、身近な自然現象から大気分野を中心とする地学の知識を考察させる問題であった。問3と問4は大気・海洋・宇宙・地球分野の知識と組み合わせて考える問題で、目新しい問題であるが落ち着いて考えれば解ける問題であった。身近な自然現象と基礎知識を関連させる練習をしておこう。
第3問 昨年に引き続き、会話形式の問題であった。問1は太陽と地球の形成過程に関する平易な問題であった。問2は星間物質と恒星の一生に関する問題であった。問3は地球の形成に関する平易な問題であった。正確な知識を身につけ、問題演習を重ねておこう。
過去の平均点の推移
15年度 16年度 17年度
27.0 33.9 32.5
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