生物基礎 分析コメント


教科書に記載されている知識を問う問題が中心であるが、考察問題と図から選択肢の正誤を判断する問題が1問ずつ出題された。

教科書の各分野よりバランスよく出題され、すべての問題がA・B分けされていた。設問16問のうち、14問が知識を問う問題、1問が考察問題であり、1問が図から選択肢の正誤を判断する問題であった。

難易度 やや難化
教科書に記載されている知識を問う問題が中心であるが、文章選択問題の割合が大幅に増加し、昨年に比べてやや詳細な知識を必要とする問題が出題された。また、昨年は出題されなかった考察問題が出題された。
出題分量
大問数は昨年と同じく3題で、マーク数も昨年と同じく17であった。総ページ数は15ページで、昨年より3ページ増加した。
出題傾向分析
生物と遺伝子、生物の体内環境の維持、生物の多様性と生態系の3分野からバランスよく出題されており、各大問がA・B分けされていた。教科書に記載されている知識を問う問題が中心であり、昨年出題されなかった考察問題が出題されたが、例年出題されている計算問題は出題されなかった。
2018年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物と遺伝子 19 3 A 生物の特徴
4 B 遺伝子の本体・核酸
2 生物の体内環境の維持 15 3 A 体液・腎臓
2 B 自律神経・ホルモン
3 生物の多様性と生態系 16 2 A バイオームの分布
3 B 植生の遷移
合計 50 17  
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物と遺伝子 19 3 A 生物の特徴
4 B 細胞周期・遺伝子の発現
2 生物の体内環境の維持 15 3 A 血液・血液循環・ホルモン
2 B 生体防御
3 生物多様性と生態系 16 3 A バイオームの分布
2 B 生態系
合計 50 17  
2018年度設問別分析コメント
第1問 Aは生物の特徴に関する知識問題、Bは遺伝子の本体と核酸に関する知識問題であった。問2のリボソームと問4の小胞体は、生物基礎の教科書では発展として取り扱われている用語である。問5は、すべて正しい研究成果であり、「形質の遺伝を担う物質がDNAであることを明らかにした成果」を選ぶ必要がある。エイブリーらの実験やハーシーとチェイスの実験については、参考やコラムなどに記載されている教科書も多いので、教科書の本文だけではなく、参考やコラムなどについてもしっかりと学習しておこう。
第2問 Aは体液と腎臓に関する知識問題、Bは自律神経とホルモンに関する知識問題であった。問1の体液に関する文章正誤問題は、2017年度本試験第2問の問2、2016年度本試験第2問の問4などでも同様の問題が出題されている。また、Bのリード文は2017年度追試験の第2問Aのリード文と類似の内容であった。センター試験では、同じ内容の問題が繰り返し出題されているので、追試験も含めて過去問には必ず目を通しておこう。
第3問 Aはバイオームの分布に関する知識問題と図にもとづいて選択肢の正誤を判断する問題、Bは植生の遷移に関する知識問題と考察問題であった。問4は表1の調査結果から考察する形をとっているが、知識問題として解答することが可能である。問1では世界のバイオームの分布に関して、「年平均気温」と「年降水量」の具体的な数値まで覚えておく必要があった。センター試験は知識問題が中心であり、詳細な知識が要求されることがあるので、教科書の内容を隅々まで正確に覚えておこう。
過去の平均点の推移
15年度 16年度 17年度
26.7 27.6 39.5
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