世界史B 分析コメント


オーソドックスな4文正誤判定中心の問題。

グラフを使った問題が3年連続で出題された。4文正誤判定中心の出題で,地図問題・年表問題はそれぞれ1問のみであった。

難易度 昨年並み
受験生が苦手とする文化史が増えたものの、同じく受験生が苦手とする時代順配列がなく、4文正誤判定のオーソドックスな形式で、用語の入れ替えなど誤りの判定が比較的簡単であった。
出題分量
変化なし。
出題傾向分析
波線問題・時代順配列問題などは出題されず、オーソドックスな4文正誤判定問題中心の出題であった。年表問題は1問のみであったが、前後関係などでは判断できず、ある程度の年代を知らなければ解けない問題であった。地図問題もインド史に関する1問のみで、平易な問題であった。
2018年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 世界史上の帝国や王朝の支配 25 9
2 宗教や宗教集団 25 9
3 世界史上の都市とその建造物 25 9
4 人の移動と戦争との関わり 25 9
合計 100 36
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 世界史上のマイノリティ(少数派) 25 9
2 世界史上の革命や政治体制の変化 25 9
3 国家が諸地域を統合するために採用した制度 25 9
4 世界史における自然環境・資源と人間との関わり 25 9
合計 100 36
2018年度設問別分析コメント
第1問 世界史上の帝国や王朝の支配をテーマにした問題。文化史が2問出題されている。前近代史中心の問題である。問4の「『ローランの歌』は、カール大帝の時代を題材としている」、問7の「ヒヴァ=ハン国が、ロシアの保護国となった」はやや難しいが、消去法で解ける。
第2問 宗教と宗教集団をテーマにした問題。唯一の地図問題である問2は、マウリヤ朝の都パータリプトラがガンジス川流域にあることと、インダス川・ガンジス川の区別ができれば正解できる基本的問題であった。問9は第二次世界大戦後を含む2文正誤判定問題であったが、誤りははっきりしており、比較的容易な問題であった。
第3問 世界史上の都市とその建造物をテーマにした問題。問1は文化史で、「ピサ大聖堂の斜塔で、パスカルによる物体落下の実験(重力実験)が行われた」は、パスカルではなくガリレオ=ガリレイであることが分かれば解ける。問9のグラフを使った問題は、第一次世界大戦(1914〜18)・五・四運動(1919)・義和団事件開始(1900)の時期が分からないと解けない。
第4問 人の移動と戦争との関わりをテーマにした問題。唯一の年表問題である問4のルワンダ内戦が少なくとも1990年代であることが分からなければ正解できない。問6の選択肢番号3「ユトレヒト条約で、ジブラルタルを獲得した」には主語がないため、受験生は判断に迷っただろう。
過去の平均点の推移
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度
62.4 68.4 65.6 67.3 65.4
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