地学基礎 分析コメント


計算問題が増加したため、やや難化した。目新しい融合問題が出題された。

受験生の苦手な計算問題が昨年の1問から今年は3問になり、増加した。宇宙分野と地球分野についての融合問題が会話形式で出題された。

難易度 やや難化
昨年は解きやすい問題が多かったが、今年は計算問題が多かったことや解答に迷う問題が多かったことから、やや難化した。
出題分量
大問は1題増加したが、マーク数は15で昨年と同じであった。全体のページ数は、昨年の12ページから今年は14ページになり、増加した。
出題傾向分析
地学基礎の各分野からバランスよく出題された。第1問は地球分野の問題であった。第2問は地球環境と大気・海洋分野に関する問題であり、昨年の4問から5問に増え、配点も増加した。第3問は宇宙分野の問題であった。第4問は宇宙分野と地球分野の融合問題であった。地球分野は第1問と第4問に、宇宙分野は第3問と第4問に分散された形となり、第2問の配点が増えた影響で、地球分野と宇宙分野の問題数と配点は減っている。 図表を読み取る問題に関しては、問題数は昨年とほぼ同じであるが、図を読み取って計算する問題が2問も出題され、昨年よりも難化した。
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 地球とその構成物質 17 5 A 地球の構造と歴史
B 火成岩
2 地球環境と大気・海洋 16 5 A 温暖化
B 日本周辺の大気・海洋・自然環境現象
3 宇宙 7 2 太陽と太陽系の惑星
4 融合問題 10 3 宇宙からの光と地球・生命の歴史
合計 50 15  
2016年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 地球 27 8 A 地震・自然災害・プレートの運動
B 地層・生命の歴史
C 火山・マグマ・火成岩
2 大気・海洋 13 4 地球全体のエネルギー収支
3 宇宙 10 3 A 銀河の分布
B 太陽系の天体
合計 50 15  
2017年度設問別分析コメント
第1問 固体地球と火成岩からの出題であった。問1は6択であるが、難しくはなかった。問2は、図の読み取りと計算を組み合わせた問題で難しかった。問5は、火成岩の分類の図を正確に理解しておく必要があった。基礎知識だけで解ける問題も多かったので、正確な知識を身につけておこう。
第2問 地球環境と大気・海洋からの出題であった。問1は、水蒸気が地球温暖化問題にはあまり影響しないが温室効果には関係することを理解していないと解けないので、迷う問題であった。問2は、二酸化炭素が着実に増加していることを知っていないと判断に迷う問題であった。問3は、問題の意図を正確に理解して、図から直線の傾きを読み取り、さらに計算するという問題であった。図の読み取りには慣れが必要であるので、多くの練習問題を解いておこう。
第3問 太陽系からの出題であった。問1は写真と説明文の組み合わせが目新しい問題であった。問2は単位換算に注意が必要な問題であった。桁数の多い計算問題にも慣れておこう。
第4問 天体の距離を光の到達時間で考え、地球の歴史の年代と比較するという目新しい融合問題であった。問1は、大マゼラン雲が銀河系の外にあることと銀河系の大きさを理解していれば解ける問題であった。目新しい融合問題でも、基礎知識が定着していれば解けるので、正確な知識を身につけ、問題演習を重ねておこう。
過去の平均点の推移
15年度 16年度
27.0 33.9
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