生物基礎 分析コメント


教科書に記載されている知識を問う問題が中心であり、細胞周期に関する計算問題が出題されたが、昨年出題された考察問題は出題されなかった。

教科書の各分野よりバランスよく出題され、すべての問題がA・B分けされていた。設問15問のうち、13問が知識を問う問題、1問が計算問題であり、1問がグラフから選択肢の正誤を判断する問題であった。

難易度 やや易化
教科書に記載されている基本的な知識を問う問題がほとんどであった。また、文章選択問題の割合がやや低下し、1マークあたりの選択肢数も減少した。1問出題された計算問題は、細胞周期に関する標準的な計算問題であり、昨年の腎臓の濃縮率に関する計算問題に比べて正答率は高いだろう。
出題分量
大問数は昨年と同じく3題、マーク数も昨年と同じく17であった。総ページ数は12ページで、昨年より1ページ減少した。
出題傾向分析
生物と遺伝子、生物の体内環境の維持、生物多様性と生態系の3分野からバランスよく出題されており、各大問がA・B分けされていた。教科書に記載されている知識を問う問題が中心であり、例年通り計算問題が1問出題されたが、昨年出題された考察問題は出題されなかった。
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物と遺伝子 19 3 A 生物の特徴
4 B 細胞周期・遺伝子の発現
2 生物の体内環境の維持 15 3 A 血液・血液循環・ホルモン
2 B 生体防御
3 生物多様性と生態系 16 3 A バイオームの分布
2 B 生態系
合計 50 17  
2016年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物と遺伝子 19 3 A 生物の特徴
3 B 遺伝子とそのはたらき
2 生物の体内環境の維持 16 4 A 体液・肝臓・腎臓
2 B 血液循環・ホルモン・自律神経
3 生物の多様性と生態系 15 3 A バイオーム
2 B 生態系とその保全
合計 50 17  
2017年度設問別分析コメント
第1問 Aは生物の特徴に関する知識問題、Bは細胞周期と遺伝子の発現に関する知識問題と計算問題であった。問5は、細胞周期と分裂期の長さを求める計算問題であるが、分裂期の細胞数(42個)が間期の細胞数(168個)の4分の1であることに気づけば、分裂期の長さは間期の長さ(20時間)の4分の1の5時間であることがわかる。問5以外は、教科書の内容を正確に理解できていれば解答できるので、教科書をしっかり学習しておこう。問3の問題文中の「細胞内小器官」は「細胞小器官」に訂正された。
第2問 Aは血液・血液循環・ホルモンに関する知識問題であり、Bは生体防御に関する知識問題であった。問2のヒトの血液循環に関する文章正誤問題は、2016年度本試験第2問の問4や2015年度追試験第2問の問3などでも同様の問題が出題されているので、正確な知識を身につけておこう。
第3問 Aはバイオームの分布に関する知識問題とグラフから選択肢の正誤を判断する問題、Bは生態系に関する知識問題であった。問1の選択肢1〜3は、バイオームに関する知識を必要とせず、図1から、「年平均気温がほぼ同じ場合、年降水量と有機物生産量との間にどのような関係がみられるか」を読み取る問題である。日頃から、図表の内容を読み取る練習をしておこう。
過去の平均点の推移
15年度 16年度
26.7 27.6
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