物理基礎 分析コメント


グラフ選択の問題がなくなった。

昨年2問出題されたグラフ選択の問題がなくなり、計算問題が増えた。

難易度 昨年並み
数値計算・文字計算の問題が増え、一つの公式だけを使う問題が減った。さらに、受験生にとっては不慣れな基本単位の問題や回路の短絡に関する問題が出題された。
出題分量
出題形式・設問数・マーク数は変わらず、全体の分量は変化していない。
出題傾向分析
小問集合1題と、A、B分けされた分野別問題2題の、大問3題構成。
基本的な知識問題、数値計算問題、文字計算問題、定性的思考問題がバランスよく出題された。
小問集合ではさまざまな分野から出題され、幅広い学習を問われている。
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 小問集合 20 5 各分野の基本問題
2 様々な物理現象とエネルギーの利用 15 4 A 弦の振動とうなり
B 電流回路とジュール熱
3 物体の運動とエネルギー 15 4 A 力のつり合いと力学的エネルギー保存
B 2物体の運動方程式と運動エネルギー
合計 50 13  
2016年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 小問集合 20 5 各分野の基本問題
2 様々な物理現象とエネルギーの利用 15 4 A 波の性質
B 変圧器と送電
3 物体の運動とエネルギー 15 4 A 力学的エネルギー保存
B 落体の運動
合計 50 13  
2017年度設問別分析コメント
第1問 さまざまな分野からの小問集合。 基本的な知識・理解を問う問題であり、計算を要する問題は1問であった。
問1は発電に関する組合せ問題で、毎年出題されている。
問2は与えられたグラフからばね定数を求め、弾性エネルギーを求める問題。2つのステップを踏み、数値計算をする必要がある。
問3は中学校で学習する、電流がつくる磁場の問題。方位磁針のN極が磁力線の向きを向くことがポイント。
問4は定常波の問題。位置Oの媒質の動きを考え、4分の3周期後の変位を求める。
問5は水の状態変化についての組合せ問題で、アは潜熱についての知識、イはグラフの傾きから固体と液体の比熱の大小を読み取れるかを問うている。
小問集合では、理解が浅いと解けないものも出題されるので、公式だけではなく、図やグラフなども合わせた学習を心がけよう。
第2問 A 弦の振動に関する問題。 問1は波の速さと2倍振動に関する組合せ問題であり、図がないので、勘違いがないようにしたい。問2はうなりに関する問題。2つの音の振動数が同じになるとうなりが消えるが、文章を読み違えないように注意深く読むことが大切である。
B ジュール熱と電気回路に関する問題。問3はジュール熱の式と単位を問う問題だが、ジュール(記号J)を基本単位で表すのは戸惑った受験生が多かったであろう。問4は電気回路の組合せ問題。短絡(ショート)されている部分がある回路は、一部の教科書にしか記載されていないため、不慣れな受験生もいたであろう。
公式は、単位も含めて正確に理解しよう。また、概念を正しく理解しよう。
第3問 A 力のつり合いと力学的エネルギー保存則に関する問題。問1は、斜面に平行な方向の力のつり合いの式をたてる。問2はP、Q間で力学的エネルギーが保存されることに着目する。いずれも基本的な問題である。
B 運動方程式と運動エネルギーに関する基本的な問題。問3は運動方程式を連立して張力を求める。問4は物体A、Bの速さが等しいことに気づくことが大切である。
力学は出題割合が高いので、内容をしっかりと理解し、典型問題を確実に解けるようにしよう。
過去の平均点の推移
15年度 16年度
31.5 34.4
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