世界史B 分析コメント


形式・内容ともに大きな変化ないが、地図問題が増加した。

昨年に続いてグラフから読み取る問題が出題され、地図を使った問題は増加した。

難易度 昨年並み
形式・内容ともに大きな変化はなく、平均点を下げる要因となる文化史の出題は減ったが、その一方で受験生を戸惑わせる地図問題やグラフを使った問題が出題されたため、難易度に変化はないと考えられる。
出題分量
昨年と変化なし。
出題傾向分析
4文の正誤判定を中心とし、時間軸について年表や時代順配列で、空間軸について地図問題で問うている。さらに、グラフから読み取らせようとする問題など、最近の傾向を踏襲した出題であった。また、日本国憲法や治安維持法など、日本史関連について出題されている。アジア・アフリカ史と欧米史の比率は同程度だが、アフリカ史についての出題が昨年に比べて増加した。
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 世界史上のマイノリティ(少数派) 25 9
2 世界史上の革命や政治体制の変化 25 9
3 国家が諸地域を統合するために採用した制度 25 9
4 世界史における自然環境・資源と人間との関わり 25 9
合計 100 36
2016年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 世界史上の宮廷や宮廷文化 25 9
2 ユネスコに登録された世界遺産 25 9
3 世界史上の戦争とその影響 25 9
4 世界史上の宗教と政治との関係 25 9
合計 100 36
2017年度設問別分析コメント
第1問 世界史上のマイノリティ(少数派)をテーマにした問題。問8は、昨年も出題された、グラフから読み取る問題であった。問4・問9の年表問題は、年代ではなく歴史の流れから解答する問題であったが、問9はチェチェン紛争を扱っており、やや難易度が高い。現代史は後回しになりやすいが、冷戦終結後の紛争や地域統合などで主なものは早めに学習しておこう。
第2問 世界史の革命や政治体制の変化をテーマとした問題。問5は地図問題で、日頃の学習で地図を利用することが重要。問6のロシア革命についての問題は、下線部の「故国で生じた革命」はロシア十月革命(十一月革命)のことと理解した場合、解答に迷うかもしれない。
第3問 国家が諸地域を統合するために採用した制度をテーマとした問題。問2は日本の治安維持法の内容を問うている。教科書の日本史関連の記述には注意しておこう。地図を使った問4は、問題文の記述から「大運河の建設」であることを判断し、大運河の地図bを選べばよい。地図を見ているかどうかが大きな差につながる問題である。
第4問 世界史における自然環境・資源と人間との関わりをテーマにした問題。地図問題が2題出題され、典型的な古代アメリカ文明と、東南アジアについてであった。問7は時代順配列問題であるが、3文の内容が時間的に離れており、年号を覚えていなくても正解できる問題であった。問6の無制限潜水艦作戦については、問題にとくに時期の指定がない。第二次世界大戦中にはイギリスも同様の政策を行っていたため、やや限定が不十分であるといえる。しかし、教科書には記述がないため、正誤の判断に迷うことはないだろう。
過去の平均点の推移
12年度 13年度 14年度 15年度 16年度
60.9 62.4 68.4 65.6 67.3
閉じる

Copyright Kawaijuku Educational Institution.