世界史A 分析コメント


日本と世界との関係を扱う問題が増加した。図版が増え、グラフを読み解く問題が出題された。

第2問で世界と日本の結び付きがテーマとして扱われるなど、日本と世界の関係を重視する傾向が続いた。

難易度 昨年並み
近現代からの出題数が昨年とほぼ同じで、正答率が低くなりがちな地図問題が減った一方、2文の正誤組合せ問題が増加した。
出題分量
昨年と変化なし。
出題傾向分析
昨年なかったグラフを読み取る問題が出題された。4文の正誤問題は昨年よりやや減少し約5割であった。近現代からの出題は、6割程度で昨年とほぼ同様であった。宗教など文化史関係の出題も目立った。
2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 植民地の形成・拡大・支配のあり方 27 9
2 世界と日本の結び付き 31 10
3 ヨーロッパのキリスト教世界 21 7
4 第二次世界大戦以降の国際関係 21 7
合計 100 33
2016年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数
1 世界史上の国家の再編や建設 27 9
2 世界史上の農耕や農作物 31 10
3 世界史上の移住や移民 21 7
4 世界史上の外交や国際関係 21 7
合計 100 33
2017年度設問別分析コメント
第1問 問3は、オーストラリア連邦がカナダ連邦に次ぐ2番目のイギリスの自治領と判断するのは難しい。問6はグラフを用いた2文の正誤組合せ問題であったが、aは16世紀と示してあるので容易に誤りと判断できる。また、bは七年戦争が18世紀に起こった戦争だと分かれば誤りだと判断できる。
第2問 問2の地図問題は、明の最大領域に中国東北部(満州)が含まれるかどうかが、判断の基準となるが、近現代史中心の世界史Aの問題としてはやや難しい。問5の海底電信ケーブル敷設の時期を扱う問題は、ほとんどの教科書には記載がなく、難問である。
第3問 問5は、デューラーの生没年がリード文に示されている。問6・aのトルコ共和国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟したか否かは、教科書には地図以外の記載がなく、やや難しい。
第4問 問3・問6は、第二次世界大戦後のヨーロッパ統合とベトナムに関する年代配列問題であったが、いずれも基本的な事項の配列問題であり、比較的容易に解答できたと思われる。
過去の平均点の推移
12年度 13年度 14年度 15年度 16年度
43.6 46.7 47.8 47.4 42.1
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